まさしく王道

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「あ、会長お帰りなさい」 『ただいまぁ~』 今話しかけてきたのが副会長の神谷要(カミヤカナメ) 神谷くんも整った顔しているけど、どちらかと言うと綺麗って言葉が合うかな。 身長は僕より少し低い。 ちなみに僕は176ある。 部屋の中を見渡したけど神谷くん以外誰も居ない。 神谷くんでいっか。 『ねぇ~ねぇ~』 「何ですか?」 『ちょっと頼まれてほしいことがあるんだけど頼まれてくれないかにゃ~?』 「まだ仕事が途中ですけど仕方ないですね。構いません」 『あんがちょ。それでねぇ~…実は理事長の甥が今日この学園に転校してくるみたいで迎えに行って理事長室まで案内してあげてほしいんだよね。神谷くんも忙しい身だろうけど頼まれてくれるかにゃ?』 「会長のお願いですからね。引き受けますよ」 神谷くんはニコッと笑みを浮かべながら持っていたファイルを棚に戻した。 『ごめんね。その代わり戻って来るまでには仕事を終わらせておくね』 「お願いしますね」 若干黒い笑みを浮かべていたのはほっといて、神谷くんは生徒会室を後にした。 ちなみに僕以外の生徒会メンバーは族に入っているらしいが、別に興味ないから名前までは知らない。 ちなみに僕は…まぁ~その内教えるとして、僕は自分の…会長用の大きな椅子に座ってさっきまでやってた仕事の続きを始めた。 そろそろ新入生の歓迎会があるからそれの内容やら何やら決めないといけないんだけど、他のメンバーが来ないとどうにもならない。
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