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それは他の人達が来てから決めるとして、他の仕事を終わらせるとするかにゃ。
僕は自分と神谷くんの仕事に取りかかった。
しばらくやっていると扉が開いて長身の男が入ってきた。
『颯真くん。早かったね』
「ん…」
この人は颯真疾風(ソウマハヤテ)
僕よりも身長が高くて確か186㎝だったかな。
颯真くんはあんまり口数も多い方じゃなく、どちらかと言うと無口で無表情が多い。
心を許した相手には笑顔を見せるのか、ここでは僕にしか笑顔を見せない。
初めて会った時は無表情な人だと思ってたけど、これだけ長い間一緒に居てホントは甘えたな可愛い人だと知った。
男に可愛いは失礼かもしれないけど、颯真くんの時折見せる仕草が可愛いなぁ~って思っちゃう。
ちなみに颯真くんには会計をやってもらってる。
『これをお願いね』
無言のまま僕の前に立ってる颯真くんにファイルを差し出すと、颯真くんは無言のままファイルを受け取って真ん中にある大きなL字のソファーに座って仕事を始めた。
2人で黙々と仕事をしていると外が騒がしく。
バンッ!!
「遅くなりましたぁ~」
「「遅くなってごめぇ~ん」」
煩いのが来たなぁ~。
最初に入って来た赤髪は会計の相楽聡(サガラサトシ)
この人は僕より少し身長が高くて見た目も中身もチャラ男で、何人ものセフレが居るらしいけど仕事さえやってくれれば僕は全然気にしない。
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