不思議の国の有田君

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アリスケは独りぼっちでホフクゼンシンをしていました。

正確には

テニス部が素振りするかたわらの茂みの下を強制的に隈なく改めさせられていました。

彼には手掛かりも援助もない捜索のどこに希望があるのか、もうちっともわかりません。

簡単に言えば
アリスケはすっかり、完膚なきまでに、途方に暮れていたのです。