憶えていて

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少しして、元就が帰ってきた。 左手の人差し指に絆創膏が見える。 まさか…。 「元就、その指…紙で切ったのか…?」 「何故おぬしが知っている?」 “チカの予言が当たった”そう思った。 偶然だと思う気持ちもあったが、既に腹の調子がおかしくなり始めている。 丁度10分に針が止まったところだった。
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