天涯孤独のようです

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だけど行くしかありません 私にはもう 頼れる人なんかいないのですから ──────────── ( <-><->)「あ"ー……」 パチッ…パチンッ チチッ ピチュピチュピチュ ( <●><●>)(火のはぜる音 鳥のさえずり 心地よいですね……) そういえば あの海にいた子 人魚、だと言っていた…… ( <●><●>)(人魚の声と容姿が美しいというのは本当だったんですね) 昔、よく母さんが 寝る前にお話を聞かせてくれました ドラゴンと少年が旅をするお話、海の魔物からお姫様を助けるお話、 他にもたくさん そして 人魚と青年のお話 ある日、青年が 海で歌う人魚に恋をするというもの 最後は人魚が泡になって………… ( <●><●>)(泡になった後 どうなったんだっけ?) ハッピーエンドだっけ?バットエンドだっけ? ………すっかり忘れてしまったようです ( <●><●>)「………あがろ」 明日も 会えたらいいな 私の、友達に……
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