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『…ま…しろ…』
(ここは…どこ…
私の名前を呼ぶ声は誰?)
まわりを見渡しても
辺り一面は真っ白である
『…真白』
また声が聞こえた
真白は振り返ると
『真白…』
そこには
切なそうな表情で真白を見つめている男がいた
18~20ぐらいだろうか
金色の髪は腰辺りまで伸びていて額には金冠がある
衣装は
神がまとうような真っ白で胸元が少しはだけている
「…あなたは誰ですか?」
真白が不安げに男に尋ねる
だが、その男はニコと微笑んだだけで答えようとはしない
(この微笑み…私…
シッテル…)
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