プロローグ 悪夢

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全身が燃えるように熱かった。 いや、燃えているのかもしれない。 視界にはなにも映らない。完全な闇だ。 半開きの口から息がひゅーひゅーと漏れるのが分かる。 でもこれは夢だ……いつも見るあの夢だ。 今はこの苦しみに身を委ねよう。じきに目を覚ますのだから。
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