mission1

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白木家の双子は少し変わっている。 双子は双子でも、天才とバカ。 それ以外はそっくりなのだが・・・。 片方は超がつくほどの天才。 でも、超がつくほどの運動オンチ。 片方は超がつくほどのバカ。 でも、超がつくほど運動神経抜群。 そんな美形4兄弟なのだ。 あまりに分かれすぎているため、一度病院にまで行ったことがあるとか・・・。 「屡人―!流人―!俺ら先行くよー!」 玄関から声が聞こえてきた。 屡人達より2つ下の双子、拓十(たくと)と戒十(かいと)だ。 拓十には赤メッシュ、戒十には青メッシュが入っている。 ちなみに、まだ中学生だ。 「おう!いってら~」 屡人が返事をした。 同じタイミングで流人が2階から降りてきた。 「あ、流人。今日母さんと父さんは?」 「ん~?急な仕事だって。朝早く出て行ったよ。ぶつぶつ言いながらね。」 くくくっと笑いながら答えた。 「ふぅ~ん・・・あ、やべ。そろそろ行かんとな。」 ぱくっとトーストを口へほうりこんで席を立った。 「行くよ屡人。今日はきっと父さんたち帰り遅いから、鍵ちゃんと持ってってね。」 「おう。んじゃ行きますか。」 二人も家を出た。
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