1STAGE 俺は勇者だ!!

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  ゴロツキ村の女 「アンタもそろそろ一匹狼は寂しいだろ?アイツといれば昔の事なんて忘れちまうよ!こんな村にくすぶってないで、一緒に行きな!」 セブン 「別に…俺は…」 ラーク 「ちょっと待て!!俺はこいつを仲間にしたいなんて、“一言”も言ってねぇ!俺は魔法使いが欲しいんだ!こんな奴こっちから願い下げだ!!」 セブン 「…なんかムカつくな…」 ラーク 「あとなんか弱そうだし」 セブン 「…決めた。お前に着いて行く」 ラーク 「はぁあ?なんでそうなんだ!?」 セブン 「俺の強さを拝ませてやる」 ゴロツキ村の女 「アッハッハッハッハ!楽しい旅になりそうだねぇ!」 ゴロツキA 「よぉー、今日はやけに賑やかだなぁ」 ゴロツキB 「おぉお!これはこれは、殺人鬼のセブンお嬢様ぁ」 (馬鹿にしています) セブン 「俺は男だ」 ゴロツキB 「イッヒッヒ!そうだったなぁ。女の匂いがするんでなぁ。イッヒッヒ!」 (気持ち悪く) ゴロツキA 「この村最強の殺人鬼様が女な訳ねぇよなぁ、アッハッハッハ!」 (馬鹿にしてます) ゴロツキ村の女 「はぁ…アンタらだって殺人鬼だろ」 ゴロツキA 「はん!俺達と一緒にしないで欲しいねぇ」 ゴロツキB 「そうそう。最近俺らは魔物退治しかしてねぇし。人間は殺してねぇよ。イッヒッヒ」 ゴロツキ村の女 「殺してなくとも、売り飛ばしてんだろ。しかも、依頼とは関係ない人を」 ゴロツキA 「仕方ねぇだろ?どっかの誰かさんのおかげで、仕事がねぇんだからよぉ」 ゴロツキB 「俺らだってくいっぱぐれちまうからなぁ」 セブン 「おい…出るぞ」 ラーク 「ん?……え?何?まさか俺に言ってんの?」 セブン 「他に誰がいる」 ラーク 「もしかして、仲間気取りか!?俺はまだ!」 ゴロツキA 「ほぉ~、一匹狼にお仲間がねぇ」 ゴロツキB 「しかも、どぉ見ても盗賊だなぁ」 ラーク 「だ~か~ら~…」  
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