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ナレーター
『ゴロツキ村を出た、ラークとセブン。魔物に襲われる事なく順調に南へと進んでいた』
ラーク
「この辺は魔物いねぇなぁ。平和で何よりだ!はっ!?もしかしたら、つえぇ魔法使いがいるのかもっ!?」
セブン
「夢をぶち壊すようで悪いが…この辺りの魔物は、俺が廃除した」
ラーク
「……いや!魔法使いがいるんだ!!勇者のこの俺が来るのを待っている!!」
セブン
「……そうだな」
(呆れ)
ナレーター
『ラークの願いは虚しく、魔法使いは現れなかった。二人は南へと足を進めた』
ラーク
「……って!何でお前いんだよ!?」
セブン
「ん?あそこに誰か倒れているぞ」
(ラークを無視)
ピースの街兵士A
「た、助けてくれ…」
(重傷)
ラーク
「おっ!どうした!?魔物に襲われたのか!?」
(真剣)
ピースの街兵士A
「そうだ…、ハァハァ…街が…魔物共に襲われた…。ここら東に行った街だ…ハァハァ。この先にある街に…助けを…ハァハァ」
セブン
「ひどい怪我だ…」
ラーク
「今応急処置してやる!」
ピースの街兵士A
「あんたらいったい…?」
ラーク
「俺はラーク!勇者だ!コイツは~~…付き人!!」
セブン
「…俺はセブン。コイツの仲間だ」
ピースの街兵士A
「アンタが勇者…?噂とは違うな…。くっ…なんでもいい…魔物共から街を…街を、救ってくれ…ハァハァ」
ラーク
「あぁ!!任せろ!!セブン!お前は、この先の街にコイツを連れって行ってくれ!!」
セブン
「っ!?お前一人で、魔物退治に行くつもりか?」
ラーク
「なんか問題があるのか?」
(小首傾げて)
セブン
「いや…、俺もコイツを届けたら向かう」
(「いや」は少し笑って)
ラーク
「お前が来る頃には終わってる!!」
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