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ラーク
「えっ?何?俺に言っての?」
ゴロツキ村の女
「アンタ以外に盗賊の格好してんのが今此処にいねぇだろうがボケがぁ!!あと誰に言うんだコラァ!!」
ラーク
「いや、独り言かと」
(真面目に)
ゴロツキ村の女
「んな訳ねぇだろうがカスがぁ!!」
ラーク
「あと俺、勇者だから」
(大真面目)
ゴロツキ村の女
「はぁ??…ブッ!アッハッハッハッハ!!その格好で何言ってんだい!!どっからどう見ても盗賊の格好じゃないか!!アッハッハッハッハ」
ナレーター
『ラークの格好はボロボロのターバンに薄汚れた服、腰に短剣をさしていている。勇者には、最強の兜や鎧が与えられ、勇者の剣が託されていなければならない』
ラーク
「別に格好なんて関係ねぇだろ?俺が勇者と言ったら勇者だ!」
ゴロツキ村の女
「アッハッハッハッハ!アンタ可笑しいね!!」
ラーク
「俺的にはアンタのが変だ…言葉使いが途中違う…二重人格か…?」
(小声)
ゴロツキ村の女
「はぁあ…、そんで“勇者様”は飯屋を探してんだろ?なら、ウチにきな!この村で1番上手い飯屋さ!」
ラーク
「おぉ!!行く!!」
ナレーター
『ラークはゴロツキ村の女、二重人格かもしれない推定年齢30歳の店へと立ち寄った』
ラーク
「むしゃむしゃ…もぐもぐ」
(食べてる感じを)
ゴロツキ村の女
「どうだい?美味いだろ~?」
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