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ところが、入学してから最初の実験のとき、たまたま同じ班になった少年―空―と話すようになり、空の友人であったアリスや、アリスの友人であった少年―シオン―と話せるようになった。
狛は、あのときの、言葉で言い表すことができないような喜びを、決して忘れない。
それ以来、狛は、アリス、空、シオンと行動をともにすることが多くなった。
ただ、やはり性別の壁だろうか…、時折、なぜか話しかけるのを躊躇うことがある。
理由は分からない。
ただ、なんとなく、自分が一緒にいることで、彼らに気をつかわせているような気がしてしまうのだ。
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