first song
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だから、狛は今日、先に行ったのだ。 なんとなく……壁を感じたから……。 「狛、狛、嘘だよー。だから泣くなって。」 黙りこんでしまった狛の顔を覗き込むようにして、アリスは言った。 「…泣いてないし。」 少し、ふくれっ面の狛を見て、アリスは安堵したような表情を浮かべた。 と、そのとき。
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