first song
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「狛ー。」 どこからか、声が聞こえてきた。 少女―狛―は、足を止めて、声のした方を向く。 すると、突如、目の前に、こぶしが飛んできた。 当然、狛は動けない。 が、こぶしは、狛に当たることなく、狛の顔ギリギリのところで止まっていた。 「……危ないじゃない、アリス。」 狛は、こぶしをつきだしたまま停止している少年にむかって言った。
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