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マリアはそんな友達の発言が気に入らなかった。
男の子はしょんぼり下を向いている。
「いいよ!一緒に遊ぼ?皆もそんなこと言わないで入れてあげよ♪多いほうが楽しいよ♪」
皆は顔を見合わせている。
『マリアちゃんが言うなら…遊ぼっか!!』
男の子はびっくりして顔をあげた。
「僕も入っていいの!?」
「うん!鬼ごっこしよっ!」
「ありがとう!!」
『君の名前は…?僕達何ってよんだらいい?』
「僕はレオ!レオって呼んで!!」
『わかったぁ!よろしくね!レオ!!』
僕はマリアちゃんを見た。
その時マリアちゃんも僕を見ていたみたいで…幼いながらにも照れた…。
この時、マリアちゃんと僕の間にも“こい”っていうものが芽生えていたなんて…幼い僕達にはまだわからなかった。
わかるのは、もう少し先の話だった…。
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