ケンカ

4/6
前へ
/21ページ
次へ
   「、・・る・・・! ひかるっ!」  「・・・ん、?」   あれ?俺、寝てた?  「ひかるのばか、   ずっと呼んでたのに・・・」  そう唇を尖らせながら  悪態をつく、愛しいきみ  「ひかる?」  「やぶ・・・あのさ、」  「「ごめん!」」  「・・・ぷっ、あははは!」  「ふはっ あはは!」   重なった二人の声   必死に謝り合う自分たちが   なんだかおかしかった  「ごめんね、ひかる   俺いっつも自分中心で   ひかるならわかってくれる   なんて都合いいこと考えてた   ほんとにごめん・・・」  「ううん、俺こそごめんな?   なんか変な意地張っちゃって」  「うん、さみしかった・・・」  「ごめん」  「もう話してくれないと思った」  「ごめん、」  「嫌われたと、思った・・・ッ」  「それはない!   俺がこうたを嫌うなんて   絶対にあり得ないよ」  「ひかる・・・ッ!   うぅ・・ッ、ひかるぅ~!」  「よしよし、ごめんな?」  「ん・・ね、ひかる?」  「ん?」  「     」  「こうた!////」  
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

117人が本棚に入れています
本棚に追加