8人が本棚に入れています
本棚に追加
/150ページ
呆然としてるアイクに一人の女性が近付いてくる。
「アイク先生どうしたの?」
その女性は肩をぱっくり出し、髪を結わえていい具合に数量の髪が肩に垂れている。
一言で言うなら………遊女だ。
しかしなぜこんな所に遊女が…。
神聖な学び屋に不謹慎極まりない。
アイクは怒鳴って注意ろうとしたが相手は女性。
ここは紳士的に行かなくては…。
「ごほんっ……お嬢さん…。ここは神聖な学び屋…あなたのような女性が来るような所では…」
「アイク先生それアキトです」
「!!?」
智の一言にアイクは再び口をあんぐりと開ける。
良く教室を見渡してみると、既に女装に順応してしまったアキトやヒロト、智の他に最後の足掻きとばかりに女子に抵抗してる男子生徒達の姿が…。
その光景に頭を痛くしたアイクは「程々にな…」
と溜め息をつき教室から出ていった。
教室に駆け込んだ本来の目的もどうやら忘れてしまったらしい。
最初のコメントを投稿しよう!