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「失礼します」
入って来たのは、高等部2年のライフと大学部2年のユエだった。
「あら、どうしたのかしら?」
「実を言うと…」
ライフとユエは数分前に襲われた襲撃者の話をする。覆面で顔はわからず、声も変えられて、持ち方も謎の構え方だったと。すると、アイクは脳裏にあることを思い出した。
「そういえば俺もそんな奴を見たな…」
「本当ですか!?アイク先生!」
アイクは静かに頷き、教師との間で少し話し合いが入る。
「ありがとう2人共、とりあえず私達はこれからどうするか決めるわ」
玉藻は2人を見送り、職員室に『会議中』の札を掛ける。
「文化祭、無くなっちゃうのかな?」
ユエはがっかりした様子を浮かべ、ライフはユエとは反対側を向いて「無くなってしまえ…」と呟く。だが、ユエはハッとしてライフの服の袖を掴む。
「無くなるまでが、文化祭準備だよね?」
ライフもハッとして、その場から逃げようとするが、ユエに足払いを掛けられ、そのまま捕まってしまった。
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