グレた

2/9
前へ
/74ページ
次へ
「こいつはどんな人生を歩むのだろうか…」 息子を見つめながら考える。 俺と同じ道は歩んでほしくないのが正直な所。 決して自分が歩んできた道が恥かしいとは思わないが、楽ではなかったのが事実。 まあまだ人生の半分来たのか来てないのか、わからんが振り返るとそんな所。 楽して生きて欲しいなんて思わない。 でもしなくて良い苦労はして欲しくない… ただの親ばかかもしれないが、多分親なら誰でもそう思うはず。 そろそろ息子も後何年かで中学生になる。 俺の転機は中学生にあった様な気がする… 小学生までは自分で言うのは何だが、勉強はできてたし、スポーツも平均以上の事は出来ていた。 (忘れ物が多いとか、落ち着きがないとかはあったが…) 中学に入学し1年生までは結構学年上位に食い込む位の学力はあり、父親は特に俺に力を入れていた。 そこで部活(バレーボール)出会ったのだが、皮肉にもこれが非行への始まりだったのかも知れない…
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

48人が本棚に入れています
本棚に追加