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「ええええ~~~っ!
いいじゃん、先生、教えてよ!」
「だから、その時期が来たら発表してやるよ。
楽しみに待ってろ」
そう言って、頭を撫でてやったが、まだ彼女は不服そうな顔をしていた。
「いいじゃないか、まだ先の方が。
……今はまだ、お互いやることがいっぱいあるだろ」
「うん。そうだね」
「だから、菫と俺はもちろん、周囲のみんなから祝福される時がきたら、発表できるのが理想だと思わないか?」
「うん……」
「少なくとも、あと2年は待つだろうが、そんなのはあっという間だ。
これから、長い人生を共に歩むのだから……」
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