目覚め

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顔洗ってトイレ行って、そのままアパート出れば、パチンコ屋の開店には余裕で間に合う時間だ。毎日毎日同じ事の繰り返し・・・・・・・・・・・・この小指に付いてる『赤い糸』以外は。 お前なんなんだよ。何で切れないし外れないのか意味分かんねーし。起きてすぐ気付いてるし。赤沢にはこの糸は見えないらしい。何を言ってるんだこいつはという呆れた目で俺を見ている。 しかし修一は、普段とは違う環境、そして、現実にはありえない『非現実な現実』に不安感もあるが、漠然とした何かに希望と期待を大きく抱いたのであった。
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