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莉「そ、そうなんだぁ」
あまりにも雰囲気が
変わるもんだから詳しく
聞けなくなっちゃったよぅ…
悠「河本さんはリリアに
興味でもあるの?」
莉「へっ!?
あっうん!!
実はファンなんだよねぇ~」
…勢いで嘘ついちゃった
ファンっていうか本人ですから
悠「そっかぁ!!
あっでも俺がリリアと
知り合いってこと
秘密にしといて?
ってもうクラスの子達に
言っちゃったけどね」
橘くんが困った顔するから
「きっと大丈夫だよっ」
とだけ言って
この話は終わりになった
しばらくまた校舎案内をして
帰る時間になった
莉「そろそろ全部回ったかな?
もし他にもわかんないこととか
あったらいつでも聞いてね?」
悠「わかったよ
本当に今日は
わざわざありがとね」
橘くんの笑顔にまた
きゅんってなった
莉「じゃ、じゃあまた明日ね!!」
悠「うんっまた明日!!」
今日は橘くんが転校してきて、
『学校案内できてちょっとは
仲良くなれたかなー』
なんて幸せな気分で家に帰った
でもこうして私の学校に
"橘くん"が転校してから
歯車はきっと
動き出していたんだね
.
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