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『ここはいつまでたってもくそったれな田舎のままだな・・・』
『いい加減もっと都会みたいにしてくれよ!』
誰もいない空間でぶつぶつ文句を言いながら歩いていた。すると目の前に決して裕福そうには見えない体中泥だからけで服にはところどころ破けたあとがあるホームレスのようなじいさんがいた。じいさんは突然俺に向かっていきなり奇妙なことを口にした。
「お主・・・には・・何か特別な力があるように思える・・・」
変なことを口走ったじいさんに向かって俺はこう言った。
『俺は勉強もできないし信用できる友達もいない。しかも、嫌われ者の不良ときたもんだ。そんな俺に特別なものなどあるわけがねーだろ・・・』
じいさんは俺の言ったことにたいして気味の悪い笑みを見せ口を開いた。
『ほっほっほ。お主は面白い。ひとつ面白いもの見せてあげようぞ。わしについて参れ。』
正直びびりながらも面白いものとはなんだろうという興味と共に聞いてみた?
『面白いものってなんだ?』
めんどくさそうにじいさんは言った。
『ここじゃ見せるわけにはいかない・・・』
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