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見せたい物?なんだろう?ちょっとテンション上がり気味にじいさんの後をついていくことにした。
30分ほど無言で歩いて辿りついた場所。そこは昔から神隠しで有名な草原だった。もちろん俺はそんな神隠しだとかオカルトのようなものは信じない人間。しかし、目の前にはいかにも怪しいじいさん。そして昔からの迷信で神隠しがあると言われて来た草原・・・見事そのグラフィッククオリティーはマッチしていた。それはまさに恐怖・・・すかさず俺は口を開いた。
『じ・・・じぃさん?なんでこんなところに連れてきたんだ?』
「・・・・」
じいさんは黙ったままである。
『・・・』
「・・・」
沈黙は10分?いや20分?わからないけど結構な時間を沈黙のなかで過ごした。
そんな中、沈黙をかき消すかのように先に口を開いたのはじいさんだった・・・
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