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黒い変な生き物は俺に向かって猛突進してきた。
『え?えぇぇぇええええええええ』
『なんだよこれ??こんなのありかよ・・・』
とりあえず精一杯逃げた。
逃げて逃げて逃げて逃げまくった。逃げまくったその先は・・・行き止まり。
『行き止まりかよ・・・俺はここで死ぬのか・・・』
俺の逃げ場所を封じるようにドーンと立つ壁の前で俺は死を覚悟した。
『くっ・・・ここまでか。17年間という短い間だったなぁ~母さんとか父さんに会いたいなぁ~・・・グスン』
17年間の自分の歴史に終を告げるかのように昔の思い出、よかった思い出がジワっと胸いっぱいに広がる。
『さあ・・・そこのデカブツ躊躇なく俺を殺せ・・・もう良い・・・俺なんて生きてる意味ないんだから・・・』
俺は死を覚悟したせいか殺してくれと言わんばかりの発言をした。黒い変な生き物はうなり声をあげて両手に黒い光のような者をあつめ俺に向けて放とうとしている。
「きぃえええぇぇぇええん」
光は放たれた・・・
『・・・』
俺はおもいっきり目をつぶった。
・・・・・・・。
・・・・・・・。
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