6/7
前へ
/17ページ
次へ
次の日の朝… 太輔と裕太以外は皆それぞれ学校やら仕事に向かった。 裕『きょうも、びょーいん?』 太『そーだよ、午後は保育園行くからね』 裕『びょーいんも、ほーくえんも、いきたくない… ゆう、おいえにいたい…』 いつにもましてワガママな裕太 太『ダメ。ほら行くよ』 裕太を無理矢理抱っこして出掛けようとするが、よほど嫌なのか泣き出してしまった 太『ちょちょ;; 裕太;;どうしたんだよ;;?』 裕『うわぁぁぁぁん!! やだぁぁぁ!!』 珍しい…と言うか、初めてここまで泣く裕太を目の前に俺はタジタジ 太『参ったなぁ;;』 とりあえず裕太を床に下ろし、頭を悩ませていれば 裕太は走って自分の部屋に閉じ籠ってしまった 太『…引きこもりかよ…勘弁してくれ;; 裕太ぁ???』 扉の前で叫ぶも、やはり返答は無く…いつしか泣き声もなくなった 寝たのかな?…なんて考えながらそっと扉を開けた 太『ゆう…た…!?』 扉の向こうには、過呼吸を起こした裕太が苦しそうにうずくまっていた 慌てて救急車を呼び、裕太と一緒に病院に向かった  
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

108人が本棚に入れています
本棚に追加