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次の日の朝…
太輔と裕太以外は皆それぞれ学校やら仕事に向かった。
裕『きょうも、びょーいん?』
太『そーだよ、午後は保育園行くからね』
裕『びょーいんも、ほーくえんも、いきたくない…
ゆう、おいえにいたい…』
いつにもましてワガママな裕太
太『ダメ。ほら行くよ』
裕太を無理矢理抱っこして出掛けようとするが、よほど嫌なのか泣き出してしまった
太『ちょちょ;;
裕太;;どうしたんだよ;;?』
裕『うわぁぁぁぁん!!
やだぁぁぁ!!』
珍しい…と言うか、初めてここまで泣く裕太を目の前に俺はタジタジ
太『参ったなぁ;;』
とりあえず裕太を床に下ろし、頭を悩ませていれば
裕太は走って自分の部屋に閉じ籠ってしまった
太『…引きこもりかよ…勘弁してくれ;;
裕太ぁ???』
扉の前で叫ぶも、やはり返答は無く…いつしか泣き声もなくなった
寝たのかな?…なんて考えながらそっと扉を開けた
太『ゆう…た…!?』
扉の向こうには、過呼吸を起こした裕太が苦しそうにうずくまっていた
慌てて救急車を呼び、裕太と一緒に病院に向かった
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