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~志季~
やっべぇ…めっちゃ緊張すんだけど…
「なに?」
って…上目遣い可愛すぎ…やばっ…もう告っとくっきゃないなこれ…
「円華…俺、円華が好き」
「えっ…あぅ…えぇ?!」
顔を真っ赤にして戸惑う姿が可愛すぎる…
「俺と付き合ってくんない?」
「えぇ?!それは…」
「俺のこと嫌い?」
「ううん…あぅ…その…私あの、ら…雷凰の総長なの…」
「えっ!」
円華が総長…?まぢかよ…
「ねっ?引くでしょぅ…」
泣きそうな顔で俯く…。俺は、怖いより、すげぇと思った、守ってやりたいと思った。
「それでも俺は、好きだよ」
パッと顔をあげる。その目には、涙が溢れていた。
「ほんと?」
「うん」
「私でいいの?」
「円華がいい」
「でもっ…」
「俺じゃやだ?俺心臓病だし」
一瞬驚いたように目を開きすぐに微笑んだ。
「私も、志季がいい」
やばっ…その笑顔最高…今猛烈に
「キスしたい…」
んっ?おかしいぞ、俺は、言葉に出してしまった。やばっ…引かれる~
「っ……」
はいっ顔真っ赤で俯いてる~はいっ終わった。
「…いよっ」
「えっ?」
「キスして…いいよ」
ちょっと恥ずかしそうに顔をあげる。
予想外の一言に俺放心状態。
「まっまじすか?」
円華は、静かに目を閉じた。
いくっきゃない…行くぞ俺ぇぇぇ!
『チュッ』
円華の唇に俺の唇を重ね合わせた。
静かに唇を離す。
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