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~円華~
志季のバカっ…
よくもキスマークなんて付けたわね?
絶対仕返しする…
私は、志季の首に顔をうずくめキスマークを付ける。
志季は、制服を着崩しているから案外キスマークがしやすかった。
今改めて思った。志季は、整った顔をしている…さぞかしモテると思う。
「よくもやったな…円華…お仕置きだなぁ」
「なっ…えぇ?!」
志季は、私のYシャツのボタンを2、3個あけてニヤリと笑う。
「食べてやる」
そう言って首に噛みつい。
私は、『ビクっ』と体を反らした。
「なにすんのよめっちゃいたいんだけど」
少し怒り気味で志季を睨む。
「ん~?お仕置きしなきゃっと」
「んっ…」
また首にキスマークをつけられる…
志季の綺麗な指が私の首筋を撫でる。徐々に下にさがる指。
私は、そのたびに変な声がでた。
「やっ…やめ…」
「円華…かわいっ」
「いい加減やめろ~!!」
そう言って志季を蹴り走って屋上の階段を上った。
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