勉強会…

2/3

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
~円華~ 志季と付き合って一週間がたった。 今は、テスト期間だ。もちろんテスト勉強なんかしない…ハズなのに… 「円華~わかんないよぉ」 「だからね、ここが………で……ってなんの。わかった結野??」 「ん~わかんない」 さっきからずっとこの調子… 「結野は、馬鹿だなあ」 「碧…ここも、そこも違う」 「はえ?」 「円華~俺にもおしえてよぅ」 「はいはいっ!でも一樹結構できてるよ!」 「まじ?!」 「うん」 「俺は?」 「律加も完璧!結野におしえてあげて」 「了解っ」 「律加ぁ解いたらご褒美にちゅーしてね」 「解いたらな」 なんだか結野を見る律加の目は、ほんとに微笑ましい。 なんて見てると 「俺達もしよっか」 「えっ?」 「円華…なんで俺におしえてくんないんだよ」 志季…いじけた… 「ごっ…ごめん」 「バツとして…ちゅーして」 「はっ?無理…」 「じゃあゆるさねぇ!」 「うぅ…」 仕方なく私は、志季のほっぺたにキスをした。 「ほっぺ~?」 「精一杯だよ…」 「もうーかわいっ」 そう言って志季が私を抱きしめた。 このままみんなで入れたらいいな… その時私は、なにも知らなかった… 志季ともうすぐ別れるなんて…
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加