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~志季~
『では、授業を始めます。木野さんは、夏加君の隣に座って下さい。』
「はい‥」
君は、俺の隣に静かに座ったね。
『……だから………となって』
俺は、勿論授業なんて聞いてなかった。そんなのどこの男子も一緒だろう。こんなにかわいい子が隣に座っていたらお年頃の男子は、ドキドキだ。
「ねぇ木野ちゃん」
「なんですか?」
君は、少し不機嫌にこっちをみた。
「今日さ、木野ちゃんのお祝いパーティーしようぜ」
「……結構です。ほっといて」
俺は、呆然と君を見ていた。ポカーンと口を開けて。
えぇっ!ちょっいきなりそれは、ないって!と思ったよ。でも君は、そう言いながら君の目は、どこか悲しげだった。
『では、今日の授業は、ここまで』
挨拶をし終わりみんなは、いっせいに君の周りに集まった。
「木野さんどこからきたの?」
「てゆうか可愛いね俺と付き合おうよ!?」
「円華って呼んでいい?」
「ちょいと皆様そんな一気に聞いたら木野ちゃんわかんないぢゃん~ねぇ木野ちゃん?」
「はぁ…もうほっといて下さい」
「えっ?」
「ぎゃあーぎゃあーうるさい。ほっといて」
そういい放ち君は、どこかにいった。
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