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「角都お前告られてたろ」 今は授業中で誰も居ないはずの 屋上の水槽タンクの上から、 かなり聞き覚えのある嫌味った らしい声が聞こえてきた。 そのかなり聞き覚えがあり かなり頭痛を覚える声の 持ち主は水槽タンクの上から 太陽の逆光に銀髪を光らせ、 にやついた顔でタンクに頬杖を つきながらこちらを 見つめており、 その誰かの恥部を見つけた 小学生の様に楽しそうな コイツの笑みは 太陽から放たれた立ち眩みを 招くほどの逆光よりも 7月にも関わらず最高35度を 越える予定の天気予報よりも 俺の気分を悪くさせ、 そしてそんな奴に発っせられた 有り得ない言葉に体調までも 悪くされた  
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