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◆ ◆ ◆
「好きです」
小さくて茶色い髪をした女が、
俺に向かって頭を下げている
一般的にこうゆう女を
清純と言うんだろう。
制服の上から着た
ベージュ色のカーディガン
(確かあいつは灰色だったか)
肩に少し掛かるぐらいの
茶色のセミロング
(そういえばあいつも少し伸びて
たな髪)
「あの‥‥‥」
「 あ…悪い。」
何をほうけているんだ俺は。
「………すまない。
聞いて無かった」
女が顔を上げた
「好きです。角都さんのこと」
ピンクの
蘇芳色の
目玉が二つ
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