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 ◆ ◆ ◆ 次の日 また屋上に行った 「よぉ。フラれた彼女 泣いてたぜ?このひとでなし」 「‥‥‥‥‥」 気づかないお前も十分 人で無しだ  ◆ ◆ ◆ 「角都ー‥なんでフッたの?」 俺の隣で携帯を弄りながら、 銀髪が聞いて来た。 ‥聞くのか打つのか どっちかにしろ 「タイプじゃなかった」 「じゃあどんなのが良んだよ」 「……。 灰色っぽい奴」 「ゲハハッ なんだよそれー」 隣に座っている灰色っぽい奴は、 笑いながら携帯を見ている ‥‥何故気づかん 「角都ー」 俺は手に持っていた読みかけの 本から視線を読みながら飛段の 声に"なんだ"と答える。 最近文字がぼやけて見えるな。 年か? 「ヤらね?」 耳まで遠い ボケか?    
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