1―出会いは突然で…

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 「じゃあそろそろ行くよ。 また来年になっちゃうかもしれないけど……今度こそきっと花買ってくるから」  僕は、それだけ言い墓を後にする。  それから駅に向かって電車に乗り帰ろうとした。  時間が7時を過ぎていたから帰宅ラッシュに巻き込まれてしまった。  サラリーマンの人達に囲まれ……暑いし臭いし苦しい……  それに耐えていると不意に女子高生だろうか、綺麗……いや可愛い……二つを兼ね備えた女性が目に入った。  だがその女性は、なにかに耐えている様子だった。  まさか……痴漢!?  そう思い気になり近付く事にした。  
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