序章

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朝早くに起き 朝食をとり歯を磨く。 8時半に間に合うように行きたくもない学校に登校する。 そしてだるいだけの授業を受け学校帰りにゲーセンに通う。 そんなマンネリとした日常。 いつも同じだった。 そんなつまらない日常にうんざりし いつしかアニメやマンガ、ライトノベルに熱中するようになった フィクションの世界の主人公に自分を重ね、現実逃避する。 アニメのようなイベントが日常に欲しかった。 例えば 空から女の子が降ってきたり ロボットの操縦士になれたり 正義の味方になったり 世界が破滅する、とかでもいい しかしそんなことはあるわけがない 所詮二次元の世界だ 『○○が俺の嫁!』 とかギャルゲーやアニメのヒロインを勝手に嫁にしている奴がいるが 彼女らは主人公に必死なのだ。 ヲタなどに興味などないのだ。 むしろ二次元に嫁など作れるわけがない そんなことに気付き、 ギャルゲにも飽きた。 そして そして今日もいつもと同じ朝がきた 目玉焼きが焦げていた いつもどうりに登校し授業を受けた 同じ日常 昼までは。 昼まではいつもと一緒 しかしそれも ただ一つ違うことがあっただけ。 目玉焼きが焦げていたことと あともう一つ。 ただ 一つだけ。
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