少年探偵雑魚

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「く、そ~。なにが起こったんだ?」 なんかこの遺跡斜めに見えるぞ。 なんでだろう? あ、そうだ! 天井にぶつかって首曲がっちゃったのか。 なんで、天井に飛んだんだ? 階段に仕掛けでも施されていたんだ、きっと。 ちっ、あの忌々しいアルマジロもどきめ。 腹立だしいからこの仕掛けの謎を解いてみるか。 見かけはただの石でできた階段だけど、踏んだら上に飛ぶんだよな。 あー、面倒くせー。やっぱ考えるのなし。 こんなの飛ばされる前に光速で次の段に足つけばいい話だろうが! よし、行くぜ!! 3メートル程助走をつけ、「てりゃー!」 一段目を踏み、あれ、なんだ、何もないじゃん。 そうか、一回踏んだらもう仕掛けはなくなるのか。ふっ、バカマジロめ、今から処刑の時間だ。 あれ、二段目踏んだらオレすごく高くジャンプしてるよ。気持ちーい。 そうか! 謎は今、確実に解けた! 一段一段にこの仕掛けがあるんだ。 なんだ、子供騙しか。 ま、オレはもう死んだな。
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