姫と月夜

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アグ「俺の名前はアグノリア。天界に属するテリチェットだ」 玲「天界…?」 アグ「そうだ。この世界は天界、魔界、そしてこの人間界から成り立っている。レイを襲ったのは天界にも魔界にも属せなかった低級なものだ」 玲「……えと、…なんで天界にいるあなたがここに?それに…俺の名前…」 アグ「…それは」 少し話を聞いたが色々気になった。どうしてこの人は俺を助けてくれたのか、名前を知っているのか。 アグ「俺はレイの契約者になる予定なんだ。本来天界に生まれるはずだった君の」 玲「…え?」 俺の契約者?天界に生まれるはずだった? アグ「レイにテリチェットが付かなかった理由…、それは俺という契約者がいるからだ。レイの魂が他のテリチェットと合わなかったというのもあるがな…」 玲「……」 俺は驚いて声もでない。 確かにテリチェットがいないのは普通じゃないとは思ってた。 でもやっぱり信じられない。 玲「…いきなり言われても…やっぱり信じられないよ」 アグ「…そうか」 .
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