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玲「えっと…ご飯用意するけど……、食べる?」
俺は暗くなった雰囲気を変えるため立ち上がった。
アグ「…待ってくれ」
リビングに行こうとした俺の手を彼が掴んだ。
玲「あの…」
アグ「確かにレイには信じられないと思う。でも俺は…レイのために生きる…、嘘は付かないし裏切らない…。これだけは信じてくれ…」
そう言って俺の手を自分の顔に近付けた。
彼を…信じてもいいのか…?
ーアグノリアなら大丈夫…。だから…信じてあげて…?ー
え…、誰?
ー私はあなた。…だから安心していいわー
玲「……うん」
何故か分からないけどさっきの声と彼は信じてもいいと思った。
アグ「…!…本当か?」
玲「うん…。まだ契約は分からないけど…」
アグ「それでもいい。レイが受け入れてくれるまで、俺は待ってる」
玲「…ありがとう」
それから夕飯を作ってアグノリア(さんを付けたらいらないって言われた)と一緒に食べた。口に合うか不安だったけど“大丈夫だ”って言ってくれた。
それから先に風呂に入ってベッドに座ると俺はすぐに寝てしまった。
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