姫と月夜

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アグノリアside 「もう寝てしまったか…」 俺は正直、レイに受け入れてもらえるか不安だった。 天界に生まれるはずだったレイ。でも俺にとってそれは重要ではない。 玲「ん……」 ベッドに腰掛けレイの頬をそっと触るとくすぐったかったのか少し動いた。 「やっと…やっと側にいられる…」 ずっと昔から待っていた人物の側に…。 ?「良かったじゃん、アグノリア」 俺がレイの顔を見ていると扉側から声が聞こえた。 「いきなり来ないで下さい、グレイス様」 グレ「ごめんごめん」 突然表れたのは俺と同じようにテリチェットで神の側近をしているグレイス。一応俺の上司だ(俺の方が力は上だけど)。 「なんのご用ですか」 グレ「いや、主から様子を見てこいって言われたからきたけど…。大丈夫そうだね」 「当たり前です。俺とレイですよ」 グレ「そうだね~。…じゃあ天界の事も?」 「…それは違うみたいです」 グレ「やっぱりか…。まあアグノリアも頑張りなよ、僕は報告をするからいくね」 そう言ってグレイスはさっていった。 まあなんにせよ… 「お前は俺が守るよ…。」 俺の全てを賭けて…。 .
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