姫と周囲の環境

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それからしばらくして家を出た。 アグ「…いつも一人なのか?」 学校に向かう道を歩いているとアグノリアが話し掛けてきた。 玲「ん?あぁ。俺の住んでるマンション、あんまり能力の高くないテリチェットと契約している人達が結構住んでるんだ。だから結界を張ってあって俺でも安心なんだ。まあ家から遠いってのも一つの理由かな?」 アグ「…そうか」 しばらくすると学校近くまできた。 アグ「レイ」 玲「…?なに?」 アグノリアはいきなり足を止めて俺を呼び止めた。 アグ「俺はまだレイの正式なテリチェットじゃない、だから一緒に入る事は出来ない。」 玲「あ…そっか…」 アグ「…これを持っていけ」 そう言って渡されたのはリングのついたネックレスだった。 玲「…綺麗だ」 アグ「それは契約の時につかうリングだ。近くにはいるが、俺が必要な時はそれを握って強く念じろ。すぐ駆けつける。」 玲「分かった…。ありがとう」 アグ「気にするな…」 そう言って頭を撫でてくれた。 玲「じゃあ、行ってくる」 アグ「気を付けてな」 アグノリアの視線を感じながら、俺は学校に入っていった。 .
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