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校門をくぐると多くの生徒が校舎に向かっていた。
ーあ、姫が来たよ!ー
ーホントだ。やっぱり綺麗ねー
ー神崎様~!ー
煩いな…。
何故かわからないが俺が学校に入ると生徒は足を止めてこっちを見る。しかも男女問わず。
慶「れーい、おはよー!」
ガバッ
玲「うわっ;」
俺がゆっくり歩いていると慶太が挨拶がてら後ろから飛び付いてきた。
玲「…慶太、普通に挨拶出来ないかな;」
慶「エー、いいじゃんいいじゃん」
玲「お前は子供か」
慶太にはいつも言っているが飛び付き癖?が全然治らない。
天然か?
ライ「おはようございます、神崎さん」
玲「おはよう、ライ。なぁ、こいつどうにかしてくれないか?」
慶太は俺より少し背が低い。だから飛び付いてくると足が付かない=重いのだ。少しは耐えれるがきつい。
慶「モテモテだねー、姫は」
玲「だから姫じゃねぇって」
ライ「すみません;慶太、神崎さんが困ってるよ」
慶「え~」
慶太はライに言われるとしぶしぶだったが離れてくれた。
もうどっちが主人なんだか。
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