姫と周囲の環境

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アグノリアside ライ「初めまして、アグノリア様。先ほど紹介にあたりました慶太のテリチェット、ライトニングと申します」 説明が終わったあと、レイとその友人は飲み物を買いに行った。 残った(レイに待っていてと言われた)俺はレイの友人のテリチェットと話をしている。 アグ「そんなに畏まらなくていい」 ライ「しかし…」 アグ「気にするな」 俺達天界と魔界のテリチェットは人間界に住むテリチェットより地位が高い。だが俺はそういったものに興味はない。 アグ「君達には感謝している」 ライ「感謝…ですか?」 アグ「レイを守ってくれていたからな」 本来俺が付いていなければならなかったのだがレイを見つけたのは、つい最近の事だった。 ライ「いえ、当然のことですよ。神崎さんは天界など関係なく大切な友人ですから」 アグ「そうか…」 ライ「あの…神崎さんとは契約なさらないのですか?」 アグ「…レイの気持ちに整理がついていないらしいからな」 本当だったら今すぐでも契約した方が安全だ。しかしレイにとってそれが一番いいのかわからない。 だから悩んでいる。 .
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