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俺達が入学して約１ヶ月がたったある日。
先生｢じゃあ今度の春祭の話をするぞー。おいそこ、前向け前｣
と言う関谷先生の声が聞こえた。
春祭(ﾊﾙｻｲ)とは一年に４回ある大イベントの一つである。９月くらいにある体育祭、１２月にある学園祭、２月にある冬祭、そして今回ある春祭だ。
？｢では今からクラスで何をするか、意見があれば何でもどうぞ｣
そう言ったのはこのクラスの委員長である吾妻直(ｱﾂﾞﾏﾅｵ)。藍色の髪で黒縁眼鏡をした優等生っぽい感じの頼れる友人だ。
慶｢ねぇ玲、何かある？｣
そう話し掛けてきたのは俺の前にいる慶太だ。
そんなの決まってる。
玲｢喫茶店｣
慶｢やっぱりな～｣
分かってるなら聞くな。
俺は料理も好きだが無類のお茶好きだ。紅茶、コーヒーから様々な種類を飲んでる。煎れかたも凝るから慶太も気に入ってるみたいだ。
玲｢でも余計な事言うなよ｣
面倒くさいのは嫌いだからな。
慶｢いんちょー！玲、喫茶店やりたいって｣
玲｢っ、オイ！｣
何言ってんだよ、こいつは…。
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