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玲「え?」
声が聞こえた方を見ると白いスーツに白いシルクハットを被った人が立っていた。
グレ「初めましてカンザキレイさん。私は天界のテリチェットで神々の側近をしております、グレイスです。以後お見知りおきを」
そう言ってグレイスという人は帽子を取って頭を下げた。
驚いているとアグノリアが俺の隣にきてくれた。
アグ「大丈夫だ、彼は俺の上司でもあるから安心していい。…でなんの用です?」
アグノリは俺に優しく言ってくれたがグレイスさんを見る目は少し彼を睨んでいるように見えた。
グレ「そんなに睨まないでよ。私も仕事で来たんだから」
アグ「仕事?」
二人は何か話し出したが俺は気になったことがある。
玲「……あの」
俺が声を出すと二人共こっちを向いた。
アグ「どうした?レイ」
玲「…俺の力が狙われてるってどういう事?」
アグ「それは…」
俺がそう聞くとアグノリアは言葉を濁らせていた。
グレ「では私がお話しましょう」
アグ「グレイス…!」
グレ「君じゃあ話さないでしょう。遅かれ早かれ知らないといけない。」
そう言うとグレイスさんは話し出した。
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