姫と学校行事

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グレ「まず貴方の魂が元々天界に生まれるはずだったのはアグノリアから聞いていますよね。」 確かにその事は初めてアグノリアに会った時に教えてもらった。そう思い俺は頷いた。 グレ「天界や魔界に生きている者は多少の違いはあっても魔力を持っています。テリチェットとはまた違った力です。」 玲「あの…俺の友達とかは…」 グレ「普通の人間という事ですか?彼等は魔力という魔力は持っていませんよ。生きるのに最低限の力しかありません」 グレ「ついでに説明しますと天界、魔界に属さない低級な物がこの人間界をさまよって人間の持つ力を狙っています」 ここまで聞いて分かったこともある。でも重要な事はまだ分からない。 グレ「そしてカンザキさん…貴方の持つ力は天界、魔界両方で通用する力なんです」 玲「両方…?」 グレ「はい。普通天界と魔界の者は対になる魔力を持っています。つまり相手を滅ぼしあうと…今は冷戦状態ですが」 玲「…」 グレ「カンザキさんの力は攻撃の無力化、傷の回復です。まだ力は目覚めていません」 玲「もしかして…」 グレ「そうです、それがカンザキさんが狙われてる理由です。相手の力を相殺し傷を治せる…ある意味最強の力だからです」 .
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