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ゴポ……ゴポ……
【……】
『いい加減に起きたらどうだ
いつまで寝ているつもりだ、一護』
（一護）
「う……うぅ…」
声が、次第に一護の耳元に響き渡り
一護の意識を取り戻し眼を覚ました場所は…
（一護）
「……何処だ……ここは？」
一護が眼を覚ました場所は、
以前、斬月と戦い、力を得た場所だった
世界全てを水が覆い尽くし
いつも斬月が立っていたはずのビルが
地下深く沈んでいた。
（一護）
「ここは…！？」
【……】
『やっと起きたか…』
フードを顔半分まで被った
黒ずくめの男が、一護の背後に立っていた。
（一護）
「お前…斬月のオッサ…じゃなかったな」
【斬月】
『この姿で、お前の前に出て来るのは二度目だな』
（一護）
「俺は卍解してねえけどな…
あんたがその姿になるのは卍解状態の時だったはず」
【一護】
『ハッ！
てめぇが卍解しなくても
俺が卍解すれば、てめぇもするんだよ
忘れたのか？
てめぇの体を乗っ取った時に俺が卍解をした」
（一護）
「てめぇ…！？」
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