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それからの愛理紗と俺との関係は急速に距離を縮め、院内の外れにある男女共用のトイレを見つけたことで、加速した。
愛理紗に個室に引っ張り込まれ、キスから始まった二人の秘かな楽しみ、欲求を抑圧された入院生活の俺が、キスだけで我慢できるはずもなく、訪れる回数と共に何時しか愛し合う場所になっていた。
そして、めでたく退院。
大した荷物も無く、愛理紗に付いて来て貰う理由も無かったが、
「ヒメが部屋まで送って行きたいから、待っててだって」
絶対、羽村の差し金だろ?
とぼけて答えるはずもなく、ニンマリされ、気が付くと愛理紗が腕を掴んで、何故か目をキラキラさせていた。
なに?この娘達は…
別れ際に羽村が、
「病院は
ラブホテルじゃないぞ」
恐ろしい囁き。
うっ…そん。
こいつは超能力者か?
何故、それを知ってる!
「はっ…〇℃¥$¢£…アハ…あ、フハハ」
一瞬で俺の顔は火を吹き、心臓がダンスした。
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