序章

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にしても、潜って楽しんで来たにしては、海坊主2号はなんか暗いな…。 ふと、彼女の表情に気を取られていると。 「では 知らないオジさん達は、退散致しましょう」 ナイスミドル、タケちゃん 「カイ!聞こえてるぞ」 あらま、また声にだしちゃった。 「つーか 未だ ミドルじゃね~し ほら、行くぞ」 「あいよ」 答えながらながら車に乗りむ。 助手席で爆睡している秀、何だか気持ち良さそうな寝顔にイラッとしてデコピンを食らわす。 タケの助手席で手を振る康平。 俺の助手席で額を押さえながら唸る秀。 こいつら面白すぎだろ 人の悩みに付き合って お人好しな、お節介共。 やっぱりここらが潮時なのかな… そう思いながら、 アクセルを踏む足に、少し力を入れた。
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