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鏡哉「嘘くさっ!」
怪談の本を読んでいた鏡哉は言った
猛「おいおい、本当にあった話なんだぜ?」
鏡哉「有り得なさすぎだろ!?あっても面白そうだがな」
猛「ははっ、そうだな」
今放課後の教室、高校三年の暇人の会話だった
鏡哉「そろそろ帰っかな」
猛「……だな、帰るか」
二人は校門へ
猛「じゃあな、鏡哉!」
鏡哉「ああ、じゃあな」
鏡哉は自宅へ向かった
少年移動中…
鏡哉「ただいま~」
誰もいない
そりゃ親は共働き、妹たちは部活か遊んでるかどちらかしかない
鏡哉「さて、暇だな。そういやあの話は本当にだって言ってたな。今晩やってみるか」
とりあえず今は使ってない大きな鏡を部屋に運んでおいた
鏡哉「あとは糸だな。裁縫用でいいか。話通りにならないかな」
我が身に降りかかる災難に気づかない鏡哉であった
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