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夕飯を食べ終え、11時30分に鏡のセッティングを始めた
天井に鏡を貼り付け、その下の床に鏡を置き、糸で繋いだ
鏡哉「これでよし、後は時間が来るのを待つだけだな」
鏡哉は何があってもいいように、外靴を持ち、Gパン、白のインナー、黒の上着をきた
そしてナイフも準備した
12時になった
鏡を覗き込むと、確かに合わせ鏡というより、縦穴が広がっていた
鏡哉「話は本当にだったな。でも化け物は現れないな。ん?奥に光が…?」
よく見ようとした瞬間、バランスを崩し、鏡へダイブした、と思った
なんとそのまま合わせ鏡の縦穴へ落ちていく
鏡哉「うわあああああああ!!」
落ちる瞬間、糸を掴んだが、天井に貼り付けた鏡が落ち、二枚の鏡は割れてしまった
そしてそのままワケもわからぬ空間を落ちていく
鏡哉「終わったな、俺。ああ、唐揚げもっと食っときゃよかった…」
そう思いながら下を見ると、光が近付いていたことに気づいた
光に落ちるといきなり何かに引っかかった
鏡哉「痛ってぇ…、ていうか何で木があるんだ?それにここはどこだ?」
鏡哉はどこかわからぬ森の木に引っかかっていた
とりあえずナイフで蔓や枝を切って木から降りた
足下には光る何かがある
鏡哉「これはあの鏡か?割れてるってことはもう帰れないな。それにしてもおかしいな、鏡が大きくなってる気がする。」
気がつくと周りは森ではなく、足下には霧がたちこめ、目の前には大きな鏡があった
鏡哉「何だ、この鏡?」
?「鏡だよ。ただ変わってるけどね。」
鏡哉「しゃべった!?」
?「そりゃしゃべるさ。キミがこの幻想郷の扉を開けたんだから」
鏡哉「幻想郷?」
?「そ、あらゆるものが幻想と化した場所。キミが使った方法は魔力を発生させるというおまけ付きの方法。その魔力の影響でボクが生まれたってわけ」
鏡哉「お前は誰だ?」
?「キミの能力の媒体ってところかな。そうそう、この幻想郷ではスペルカードルールが戦闘方法だからね。あと妖怪も出るからスペルカードを使って撃退してよ。ポケットの中に入ってるから。それとキミは魔力ではなく霊力を持っているからね。後はキミの能力、それは『うつす程度の能力』だよ。それじゃがんばってね~」
その言葉を最後にまた森に戻っていた
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